調和の武道「エンワドー」とは
 
 心と体の調和、人と人との調和、人と大自然との調和を目指している武道です。
 

 
エンワドーの起源
 
 韓国発祥の武道であるウォナドーが海を渡り来て、日本の武道文化と 出会いました。その中で育まれ、新しく誕生したのが「調和の武道」エンワドーです。
 

 
エンワドーの技法
 
 エンワドーの技法は、手、足、身体などの動きを円、球形運動とし、その大きさ、角度、方向、速度などを変化させて行う柔らかい動作となります。それ自体が天に対する祈祷であると同時に、人の和をつくる群舞としても表現され、また武術的には、主に「回転攻防」という攻撃と防御が一体となった技法を基本として、多彩な打ち技、足技、なげ技、関節技として現されます。
 

 
エンワドーが考える武術稽古の必要性と目的
 

 「武」とは本来戦いを止める、治めるなどの意味があります。故に「武道」とは戦いを治める人の道であり、「武術」と「武力」は、それを実現する為の術と力であると言う事が出来ます。現実的に個人の人間関係から国家間の関係に至るまで「武」を持たずしては平和と安定を望む事が出来ない現状です。(日本は法治国家ですから国民一人一人が「武の力」を持たなくても、法の番人である警察が武力を持っている事で国民の安寧は守られています。また、国家間に於いては自衛隊が主に国防という任務を持ち、日本とその周辺の平和と安全の為、日夜を問わず活動しているという実情があります。)         

 エンワドーは調和の武道を標榜していますが、「武」の本来の意味を基に捉えているので「調和」と「武道」という言葉に違和感がないと考えています。そして調和力を高め、心も体も健康に快適な日常生活を送る目的のために武術稽古が必要であると考えています。また、我々は武術稽古を熱心に励行する事によって、自分と他者の間における戦いを止める事(未然に防ぐ事)が可能になってくると考えます。なぜならば武術稽古を熱心に励行する事で得た勇気と自信を基盤に、知恵と心の余裕(調和力)を持って人間関係を構築し、維持、発展させていく事が出来ると考えるからです。

以上がエンワドーが考える武術稽古の必要性と目的です。

 

エンワドーの主張
 

 武道の根本目的は、自他共に生きる事であると考えています。ゆえにエンワドーは自己と闘い、他者とは戦わない生き方を旨としております。

 
 
 
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